医師紹介
人工妊娠中絶とは
妊娠の継続や出産によって母体の健康を著しく害する恐れがある時や経済的な問題がある時など、様々な理由で人工妊娠中絶を希望する場合は、できるだけ早く 婦人科の診察を受けましょう。
ただし妊娠22週以降はいかなる場合であっても 手術を受けることはできません(母体保護法による)。これは胎児が大きくなると手術も難しくなり母体へのダメージも大きくなるためで、できるだけ妊娠12週までの早い時期に行うとよいでしょう。
中絶手術のポイント
- 当院の中絶手術のポイント
- 静脈麻酔下で行います。
- 手術時間は15分くらい。器具を使って、そうは又は、吸引器を使用します。
中絶手術の流れ(日帰り手術)
- 1.手術に関するご相談 ~ 診察・検査
- 超音波検査により、妊娠の有無および週数を確認します。血液検査を行います。中絶に関するご説明と、妊娠週数などから手術日を決めます
- 2.前日処置
- 手術日の前日又は当日に、超音波で子宮内を診察し子宮への負担軽減の為、頸管拡張を行います。
- 3.手術日当日
- 手術時間は、約10~15分で終わります。
術後の経過を診るため、しばらくお部屋で安静にして頂き、麻酔が覚めたら水分を摂取し、術後のお薬と注意事項の説明をいたします。
- 中絶手術料金
- 8週6日まで: 80,000円
- 9週6日まで: 90,000円
- 10週6日まで:100,000円
- 11週6日まで:110,000円
術前検査:3,460円
術後処置:2,000円
中絶手術のQ&A
妊娠週数はどのように数えるのですか? | |
基本的には、最後の生理の第1日目を1日として7日までを妊娠1週、8日から14日までを妊娠2週として数えていきます。当院では、生理不順や生理だと思っていたら実は不正出血だったりすることも多いので、超音波で確認して最終的に診断しております。 | |
人工妊娠中絶は具体的にはどうやってするのですか? | |
人工妊娠中絶は妊娠週数によって異なっており、当院では妊娠11週6日までの手術となります。 ■ 妊娠初期(11週頃まで): 胎児が小さいので子宮口を人工的に開いて、胎児や付属物をかきだし、吸引機を使い子宮内をきれいに清掃します。 ※当院では、人工妊娠中絶前に母体の状態を把握するために超音波で妊娠週数を確認し、手術日を相談後、感染症、血液型、などチェックするために採血を行い、手術前日に、手術時間を短くするため頸管を広げる頸管拡張を行います。(手術時間が短いと体への負担が少なくなります) |
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手術を受けると決めた場合は、どうすればいいのですか? | |
まず、母体保護法指定医(医師会で指定され人工妊娠中絶をおこなってよい医師)を受診し相談しましょう。 相談の結果、手術を決めた場合には同意書が必要となり、本人と配偶者もしくは相手の男性の署名、捺印が必要。 ただし、配偶者を知ることが出来ない時、もしくはその意思を表示することができないとき、または妊娠後に配偶者が亡くなったときなどは本人の署名、捺印でよい場合もあります。 |
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中絶すると不妊になるのでしょうか? | |
まず心配しなくても大丈夫です。 ただし、以前からある感染症が悪化など、術後のケアが不十分で感染を生じたりする場合は、注意が必要です。 |